お掃除道具の原点に戻ってみたら……すごかった!
こんにちは!ミッシェル・ホームサービス Mです。
突然ですが、みなさまのお宅では箒(ほうき)を使われていますか?
私は以前仕事関連の取材で箒(ほうき)が『縁起物』だと知った時から、ずーーーーーっと気になっていました。
そんな時、京橋で江戸箒(ほうき)の製造、販売の看板を出されている『白木屋伝兵衛』さんを見つけたのです。
白木屋伝兵衛さんは宝町駅、京橋駅からほど近い場所にある創業1830年の江戸箒(ほうき)老舗店さんで、中央区の『まちかど展示館』に名を連ねているお店でもあります。
これはさっそくお邪魔するしかない!!
「すみませ~ん、見学させてくださ~い!」突然お店に入っていった私に、「どうぞ、どうぞ」と、やさしく迎い入れてくださった目の先には、赤い色と紙の質感がなんともおしゃれな、『ちりとり』?
お店の方に伺うと『はりみ』というそうで、いわゆる『ちりとり』のことだそう。
箒(ほうき)やはりみだけではなく、ワクワクする商品が所狭しと並べられ、一気にテンションが上がった私。とても興味深いお話しも伺うことが出来ました。
昔はひとつの箒(ほうき)を部屋で使い古したあと、穂先を切り揃え次に外掃き用として使ったそうです。
「自然を大切にし、自然の素材をそのまま使用する。不要なごみは一切ださない」
まさに今で言う『エコ道具』だったんですね。
以前はそのように1本の箒(ほうき)を最後まで無駄なく使ったそうですが、今は用途に合わせて様々な長さや形の箒(ほうき)を作られているとのことでした。
それではお店の方に教えて頂いた『箒(ほうき)・はりみ』のことについて、もう少し詳しくご紹介させていただきますね。
江戸箒(ほうき)は毎日使用しても5~7年使用でき、フローリングの溝などの細かいところにたまったホコリ取りなどはもちろん、『カーペット』にこそ箒(ほうき)をご活用いただきたい!とのこと。
カーペットを江戸箒(ほうき)で掃くと掃除機では取りきれていなかった細かなゴミや小さな破片などが面白いほど取れるそうです。
もちろん、いい箒(ほうき)を選択することが重要。ほどよい柔軟性と弾力・コシのある箒(ほうき)がおすすめです。箒(ほうき)の魅力はそれだけではありません。
- 掃除機のように音がしない
- 排気がない
- ホコリがたたない
- 電力不要
これなら環境にやさしく、災害時にも安心ですね。音がしないので気兼ねなく夜間に掃除ができる!
それでは『はりみ』のこと。ちりとりの原型で、ちょっとしたホコリを掃き取りたいときに便利です。ここで見せて頂いた『はりみ』は和紙に柿渋が塗られたもの。床に押しつけると自然と沿い、ゴミを逃がしません。
天然素材のため、静電気も起きず、すっとゴミ箱に捨てることが出来ます。
実際に使ってみると、軽くてさっと掃除したいときに活用できる優れもの!
なによりおしゃれな色味と形状でインテリアにもピッタリ!
【箒(ほうき)とはりみで運気アップ!】
箒(ほうき)には箒神(ははきがみ)という神様が宿るとされ、妊婦のおなかを箒(ほうき)でなでたり、産室に逆さに立てておくと安産!といわれているようです。
また、箒(ほうき)を玄関に飾ると幸せを「かき入れる」と言われ、「掃きだす」「払う」という箒(ほうき)の行いが邪気払いに結び付いています。はりみも「実が入る」と連想されるため、箒(ほうき)とはりみは昔から縁起物として親しまれてきました。
いかがでしたか。意外に知らないことも多かったのではないでしょうか。
私が白木屋伝兵衛さんに感銘を受けたのは「江戸箒ほうき」を通じて、
「環境に一番やさしい掃除方法はどんなものか・掃除とは本来どうあるべきなのか」
「大切な家族と家屋をどうしたらクリーンで良好な状態で維持できるのか」
「江戸箒(ほうき)を通じて社会貢献をしていきたい」
そんな信念を大切に営業されているところ。
お話しを伺っている間に、私もこの素晴らしい道具が欲しくなり、江戸箒(ほうき)とはりみを購入しちゃいました!実際我が家のカーペット敷で試してみたところ、びっくりするくらい細かいゴミやホコリが取れたのには本当に感動しました。
ちょっとした贈り物にも良いなと思う商品もありましたので、ぜひ覗いてみてください。
京橋まで購入が難しい方にはオンラインショップをおススメします!
【魅力的なお掃除道具たち】
ミニほうきストラップ
かわいいストラップですが、実用的!デスクに常備すれば、キーボードや細かな部分のホコリ取りにも便利!
サッシ箒
年末のお掃除にも大活躍!かためのブラシできれいに掻き出せます。
取材・商品協力
白木屋伝兵衛 東京都中央区京橋3-9-8 白伝ビル1F
参考:伝教大師最澄1200年魅力交流 コミュニケーションサイト「いろり」