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高齢者のフレイル予防にも「よりそうプラン」が効果的!

2022.11.18
Topics・トピックス

高齢期に心身の活力が低下し、要介護になるリスクが高くなった状態を「フレイル」といいます。ある調査※では、65歳以上の高齢者の20~25%がフレイルというデータもあり、当然、年齢が高くなるほど、その割合も高くなります。このフレイル予防には、「栄養」「体力」「社会参加」「お口の健康」が重要といわれていますが、サブマネジャーの吉田さんは、ぜひ「よりそうプラン」を予防の一助に使ってほしいといいます。では、一体どんなところがおすすめなのでしょうか?詳しくお話を伺っていきましょう。
※データ参照/東京都介護予防・フレイル予防ポータル ※介護予防チェックリストを用いて行ったフレイルに関する調査より

 

高齢者ケアにも詳しく、訪問サービスの経験も豊富な吉田サブマネジャー。
 

広報N:サービスを開始し約1年が過ぎましたが、どのようなご利用者さまが多いですか?
吉田サブマネジャー(以下:吉田):ほとんどが80〜90代の方ですね。ミッシェルの家事代行をご利用されているお客さまからのご依頼で、ご両親の家にも行ってほしいというパターンが多いです。訪問介護やデイサービスと併用されている方も多くて、その間を埋めるようにミッシェルが週3、4回訪問し、安否確認も含めてサービスを行っています。

 
広報N:具体的にはどのようなご依頼が多いのでしょうか?
吉田:圧倒的に多いのはお料理のご依頼です。これは想像していた以上に多かったです。

 
広報N:お食事って毎日のことですからね。だから週3、4回訪問されているのですね。
吉田:そうですね。宅配のお弁当を頼まれていた方もおられるのですが美味しくないのか、残されることも多いらしく、手作りのお食事をご所望される方が増えているんです。やはり、日々の食事は健康に直結するので重要です。ご自身の歯でちゃんと噛んで食べることで、「噛む力(咀嚼能力)」や「口腔機能」も維持でき、生活リズムも安定してきます。

 

 

 

実際にスタッフが高齢者様宅でお作りしたお食事の一例。使用食材が豊富で彩りも鮮やか。
一汁三菜を基本に、お好みや体調に合わせてメニューを考える。

 
広報N: 冒頭にも記載した「フレイル予防」にもなるんですね。
吉田:はい。お一人で生活されていると、お買い物も大変ですし、一人分だけ作るのも億劫になるので、手軽に食べられるパンやお茶漬けで空腹を満たしてしまう方をお見かけしますが、やはりタンパク質や野菜が不足するので、結果、栄養不足になってしまうんです。実際に栄養バランスの取れた食事に変えたことで、お元気になられた方もいらっしゃいます。

 
広報N:メニューを考える時に注意していることはありますか?
吉田:メニューは「一汁三菜」を基本に、季節のデザートをつけたり、和洋中とバリエーションを増やして、飽きないような工夫をしています。また、ご高齢になると食べる量が減ってくるので、使用する食材の種類を増やし、栄養バランスを取るよう注意していますね。

 
広報N:高齢者向けに味付けや調理法も変えていますか?
吉田:ミッシェルのお料理代行は、基本的に最初に「出汁」を取ることを念頭に置いています。特に和食系の時は大事ですね。出汁を上手く使うことで、塩分や余計な調味料も控えられますし、美味しくなりますから。他にもお野菜の茹で時間は、その方の咀嚼力に合わせて少し柔らかめにしたり、お肉やお魚も油っぽくならないよう調理法を工夫します。飲み込む力が弱い方には、少しとろみをつけるなど、できる限りお好みや体調に合わせてお作りするようにしています。

 
広報N:至れり尽くせりで羨ましい〜(笑)。他にはどのような点に気を使っていますか?
吉田:食材の管理にはとても気を使いますね。基本お一人分の食事を作るので、少量のものを買うようにしていますが、やはり食材が余るんです。破棄するのはもったいないので、カットし日付を書いて冷凍するなど、冷蔵庫内も管理させてもらってます。ミッシェル以外にもヘルパーさんが訪問されているお宅は、グループLINEで「お作りしたお食事と冷凍庫の写真」をお互い共有するようにして、メニューの重複や食材の無駄を出さないよう心がけているんです。

 
広報N:食材の管理だけでも大変なのに、日替わりで訪問者が変わると情報共有が大事になりますね。
吉田:そうですね。でも中身は大体覚えていますし、前日の方が和食だったら、今日は洋風にしようとかメニューも考えやすくなりますよ。スタッフさんの中には「メニューには悩まされるけど、それを考えている時間が楽しい」と言ってくれる人もいて、頼もしい限りなんです!

 
広報N:栄養バランスから食材管理までお任せできて、フレイル予防にもつながる。今後も利用される方が増えそうですね。
吉田:お食事をお出しした時に涙を流された方がいて驚きました。ごく普通のメニューでしたが、温かい出来立てを食べられることに感動されたのかもしれません。やっぱり毎日プラスチックに入っているお弁当では味気ないですよ。食べる楽しみも大事ですからね。スタッフ一同、季節感を意識しながら、盛り付け、食感、香り、味付けにこだわりを持ってお作りしています。このサービスを利用することで、少しでもフレイル予防につながり、健康寿命を伸ばすことができれば嬉しいですね。これからも「美味しい・楽しいごはんの時間」を提供できるよう頑張りたいと思います!

 
広報N:吉田サブマネジャーを中心に、高齢者宅へ訪問する際の注意点もきっちり研修しています。お食事の準備はもちろん、通院の付き添い、お部屋の整理整頓なども行いますので、お気軽にお困りごとをご相談ください。
 

 
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