COLUMN

手作りの家庭料理を食卓へ~ミッシェルの料理代行はフルオーダーメイド~

2022.07.20
recipe・お料理レシピ

お料理代行の専門サービスを2020年に開始し約2年が経ちました。スタートして間もなく新型コロナウイルスの流行と重なり、試行錯誤の連続でしたが、お陰さまで最近はお問い合わせも増えています。実はメニュー考案や食材選び、調理、衛生管理、片付けと気を使うポイントが非常に多いお料理代行。そこでお料理を担当されている目﨑さんに、どのような点に配慮しサービス提供されているのかお話を伺いました。

 

 
広報N:まず、お料理代行サービスのお願いできることはどこまででしょうか?
目﨑さん(以下、目﨑):メニュー考案から食材購入、調理、片付けです。食材購入は、希望されるお客様と自宅にあるものを使ってほしいと言われる方と二通りいらっしゃいますね。購入代行を希望される場合は、サービス時間を3時間いただいています。購入場所や商品まで細かく指定される方、メニューをリクエストされる方、全部お任せの方など色々ですね。
 


メニュー例:ガーリックシュリンプとアボカドソース

 

メニュー例:鯵の和風トマト生姜焼き

 

メニュー例:旬の新じゃが大人サラダ

 
広報N:最近よく耳にする「作り置き」については、どこまで対応できますか?
目﨑:一度にまとめて1週間分を作る「作り置き」はお受けしていません。理由としては、衛生面で不安がある、味や見た目が変化して美味しくない、などが上げられます。少し多めに作って翌日も食べたい、余った食材は冷凍してほしいなど、お客様のご要望に沿えることは可能な限り対応していますよ。

 
広報N:確かに。たくさん作って翌日食べても全然美味しくない。できたてが一番いいのは分かります。ところで、元々お掃除も担当されていたそうですが、お料理もお好きだったのですか?
目﨑:ミッシェルに来る前は、約20年ほど特別支援学校の給食作りを経験した後、飲食店で約5年間働いていました。特別支援学校の時は、噛む力や飲み込む力が十分でない生徒さんもいるので、無理なく食べられるように配慮した食事作りを経験しましたね。

 
広報N:それはまさにお料理のプロですね!!でも個人宅でのお食事作りはまた少し違いますよね。
目﨑:そうですね。飲食店は仕込みの準備が先にできているのですぐ調理に入れますが、個人宅の場合、毎回素材の下準備からスタートするので、段取りなどが変わってきます。また、調理器具や調味料も各ご家庭にあるものを使って調理するので、慣れないと仕上りが思うようにならなかったり……。火加減もガスとIHでは全く違いますし、飲食店のように火力も強くないので、それらも含めメニューを考えるようにしています。

 
広報N:ご家庭にあるもので調理するとなると、食材や調味料も限られてしまいます。
目﨑:はい。調理器具については、サービス開始前に確認させていただいているのですが、足りないものがあっても臨機応変に対応するようにしています(笑)。味付けは“出汁”を使うようにしているので、その旨味を使ってアレンジすれば、結構美味しく作ることができるんですよね。訪問してまず最初に“出汁”を取ることから始めます。
「スタッフ研修潜入取材・お料理編」はこちら!

 
広報N:現場に行ってからレシピを考えるのって大変じゃないですか?
目﨑:日頃から冷蔵庫を開けて、「今日、何ができるかな?」と考えるのと同じなので、特に難しくはないですよ。逆にそのお宅によくある食材だったら「鶏肉がお好きなのかな」など、お好みも分かるのでメニューも考えやすくなりますね。他にもご家族構成、味の好み、ご希望されるメニューがあったりと色々情報があるので、それらを加味してメニューを考えます。先日は、「トマトをたくさんいただいたから、これを使ってお料理して」と言われ、急きょトマト料理を作りましたね。

 

冷蔵庫にあるもので調理を依頼されるお客様もいる。和食は基本の出汁を取って味を付ける。

 
広報N:なるほど。豊富なレシピアイデアと、現場での対応力も必要なんですね(笑)。他に気をつけていることってありますか?

目﨑:衛生管理には特に注意しています。手洗いやマスク着用の徹底はもちろんですが、髪を三角巾でまとめてからエプロンをする、手を怪我した場合の絆創膏・指サック・手袋の常備、食材の扱いで注意する点など、細かく取り決めをしています。

 
広報N: お口に入るものなので、衛生面は特に注意が必要ですね。
目﨑:もちろんです。ミッシェルは、お掃除とお料理を分けてサービス提供していますが、衛生面を考えてのことなんです。

 
広報N:細心の注意をされているんですね!
「よりそうプラン(高齢者宅の家事支援)」でもお料理をされていると聞きました。

目﨑:そうですね。何件か担当させていただいています。

 
広報N:高齢者さまにお出しするお料理で注意されている点はありますか?
目﨑:80〜90代でお一人暮らしの方が多いのですが、やはり毎日の食事の準備は面倒になってくるかと思います。菓子パンを食べて空腹を満たすなんて方もおられますが、栄養バランスが悪くなると抵抗力も落ちますよね。ご高齢の方はお食べになる量も少なくなりますが、その中でもきちんとタンパク質や繊維質、ビタミン類などバランス良く摂れるよう配慮しています。

 
広報N:一度に何品くらい作るのですか?
目﨑:大体5〜6品ですね。調理や切り方も通常より工夫するようにしています。あまり細く切ってもお口の中でばらけてしまい、飲み込むのが余計大変になるので、そんな時は少し“とろみ”をつけたり、暖かいものと冷たいものを組み合わせたり……。認知機能が衰えた方には、手先を使うようにわざとそら豆を鞘のままお出しするなど、個人の状態を見ながら調理法を変えています。


ご高齢の方には“とろみ”をつけ飲み込みやすくするなど調理もひと工夫。

 
空き時間を利用してレシピバリエーションを増やすことにも注力している。

 
広報N:以前のお仕事がここでも役に立っているんですね!昼ごはん、夜ごはんどちらでも作ってもらえますか?
目﨑:はい。定期訪問になりますが、契約時にご要望や好き嫌いなどお聞かせいただければ、可能な限り対応いたします。

 
広報N:最後に目﨑さんが考える「お料理代行」の良い点って何だと思いますか?
目﨑:「手作りの家庭料理が食べられる」というところでしょうか。外食もネット注文ですぐに届く時代になりましたが、健康のことを考えバランスの取れた家庭料理をすぐに食べられる。これって当たり前のようで、ご多忙な方やお一人暮らしの高齢者にとって意外に難しいですよね。これからもそんな方たちのためにお料理の腕を磨いていきたいと思います。

 
広報N:お客様に合わせ、毎回メニューや調理方法を変えるなど、まさに食を扱うプロだからこそできる「お料理代行サービス」だと感じました。本日は貴重なお話をありがとうございました。

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