COLUMN

ミッシェルLEGENDインタビュー vol.4

2023.06.20
Staff・働く仲間インタビュー

家事代行歴14年、背筋がピンと伸び溌剌とした姿が印象的な赤石さん。現在も大きなお住まいの家事を毎日ひとりで切り盛りされています。ハイクオリティーなサービス提供のために、家事のプロとしてどう振る舞うべきか?フルオーダーメイドな家事を提供するにはどうすればいいのか?スーパーレジェンド赤石さんにその秘策について伺いました。

 

出勤前にご自宅の家事やお母様の介護、ペットのお世話もこなす赤石さん。1分たりとも時間を無駄にしないところはさすがレジェンド!

 
家事はクリエイティブなお仕事!
状況に合わせ、段取りを考える楽しさがある

 
―― 家事代行のお仕事をやろうと思ったきっかけは何ですか?
赤石さん(以下、赤石):もともとファッション販売をしていたんですが、父が倒れて介護が必要になり、今までのような働き方ができなくなったんです。商品の仕入れなどもやっていたので出張も多く時間も不規則でした。それで勤務時間が決まっている仕事を探してる中で、家事代行業を見つけたんです。

 
―― お父様の介護と慣れないお掃除の両立は大変だったのでは?
赤石:お掃除は以前から好きだったこともあり、そんなに大変だとは感じませんでしたね。決まっている時間内にご所望の家事を行うには、ムダな動きを省いて段取りよくやらなければいけませんよね。それってどんなお仕事でも同じだと思うんです。ファッション販売の時も自営だったので、スケジュール管理も全て自分の裁量でやっていました。だから、家事のお仕事も違和感なくできたのかもしれません。

 
―― なるほど。自らで段取りを考えて動くのはどの仕事も同じですね。
赤石:そうですね。まずお部屋に入って全体を見廻し、どの順番で作業していくか瞬時に判断します。リビングがすごく汚れている日もあれば、洗濯物がたくさん溜まっている日もあります。時間内にきちんと完了できるよう、自分なりに流れを考え家事を行うことはとてもクリエィティブだと思いますね。そこがまた楽しいんです!きっちり達成できた時は、「よしっ!」と爽快な気分になります。

 

フルオーダーメイドな家事は
お客様の生活スタイルを観察することから始まる

 
―― サービスを行う上で特に気をつけていることは何ですか?
赤石:まずお客様との距離感は意識します。友人や知り合いでなく、あくまで“お客様”ですからね。必要なこと以外お話はしませんし、家事のプロとして振る舞うよう意識しています。さらにそのお宅の生活スタイルに合わせるよう細心の注意を払っています。

 
―― 生活スタイルに合わせるとは?
赤石:例えば、ホテルのように全て片付けてほしいとご要望される方もいれば、いちいち取り出すのが面倒だから片付けないでと言われる方もいらっしゃいます。そこに画一的なマニュアルは存在しないんです。以前、ドライヤーをきっちり引き出しにしまっていたら、「朝、取り出すのが大変だから出しっぱなしでいいよ」と言われたことがありました。自分が良かれと思っても、お客様が不便と感じてしまってはダメなんです。ですから、そのお宅のモノの配置や片付け方は細かく観察するようにしています。

 
―― 確かにいつもある場所に無かったり、畳み方が違うだけでも違和感を覚えますね。
赤石:そうなんです。ミッシェルがお掃除した後も、無意識に気持ちよく使っていただけるような心配りはとても大切だと思います。

 
―― これまでに印象的なエピソードはありますか?
赤石:(しばらく考えて)、「赤石さんがお掃除した後ってとっても使いやすいのよね!」と言われたことがありました。特に他の方と違ったことはやっていないのですが、よくよく考えてみると、モノの位置や向きまで気にしながらお掃除していたんですね。「いつもここにシャンプーがあるから向きはこうしよう……」とか。きっとそれが快適に感じられたのでしょうね。

 
―― お客様が生活されている様子を想像しながら、お家を整えていくのですね。
赤石:家事の中には毎回ルーティンで行うものと、そうでないものがあります。ルーティンで行うものは、いきなり変えてしまうとお客様が混乱するので、中途半端には変えませんが、日によって変わる家事は臨機応変に対応していきます。私は必ず出かける前に天気予報をチェックするのですが、季節や天候によりやることが少し変わるからなんです。今の季節だったら、「そろそろ暑くなってきたから、今週はお布団やシーツを夏物に変えた方がいいな」とか、「クローゼットから夏服をお出ししたほうがいいな」とか。

 
たまにお客様から「時間があったらやってほしい」と言われることがありますが、「時間があったら……」は、必ずやってほしいことなんです。言葉の綾なんですけどね(笑)。そんな時は必ず一番先にやるようにしていますし、言われる前に極力先回りしてやるよう心がけています。自分ごととして考えても、そうされた方が気分いいですよね。

 
―― 細かな気配り、先読みする力はさすがレジェンドですね。最後に家事代行をやってみようと思う後輩へ一言お願いします。
赤石:新人さんを見ていると気づかされますが、やはり基礎が一番大事だなと痛感します。何でもそうなんですか、基礎ができていないと応用が効かないんですよね。私は最初にきっちり基礎を教わったことで、ここまで続けられたんだと思っています。例えば、自宅でお風呂掃除する時ってシャワーヘッドを直接床の上に置いたりしていませんか?そうするとシャワーヘッドに傷がつきますよね。だから、プロは必ずタオルを下に敷くよう最初に教わります。一つひとつは些細なことかもしれませんが、まずは基礎をしっかり身につけてほしいですね。そうすれば家事がクリエイティブで楽しいものに変わると思いますよ。

 
―― 笑顔を絶やさず、きびきびと行動する赤石さん!貴重なお話をありがとうございました。

 

 
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